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サークル名でもあり、プロジェクト名でもある「+ra!n」(トレイン)。読み方やら綴りはなにやらtrain(鉄道)ぽいけど、鉄道系の本を出す合同サークルなの？という感じがしますが、実は違います。参加の作家さんたちは合同サークルという認識は全くなく、主催側も実はそんな認識がありません。 じゃあ何なのさ！という話ですが、実は元は「ra!n」と言うバンドです。正式に言えばエアバンドです。エアギターとかありますが、あれのバンド版です。すなわち、エアでバンドっぽい事をしている(ようで実は何もしてない)バンドです。意味が全くわかりませんが、「+ra!n」はこのよくわからんエアバンドが発祥となっています。 「ra!n」なるエアバンドは、そもそも昨年夏に開かれた「ブーケット７」で販売されたアルバム(っぽいパッケージに封入された写真＆ポエム集)でデビューしました。デビューと言ってもよくわからない写真ポエム集(Tシャツ付き3,000円)を出しただけなんですが、これがまさかまさかの完売。世の中何が起こるか本当にわかりません。 しかしこのアルバム(写真＆ポエム集)、作る過程も売る過程もとにかく楽しかったのです。しかも購入していただいた方が皆さん楽しそうに買っていっていただけたのです。そんな楽しい本、もう一度出したい！作る側も買ってくださる側もみんな楽しめる本をつくってみたい！そう言う思いが日に日に強くなりました。 そこで、「ra!n」が企画し、作家さんたちを＋(プラス)して楽しい本を作ろう！という思いをこめて、「+ra!n」となったのです。 感動的に書いてみましたがダメでした。よくわかりませんが、とにかく流れ的にはこんな感じで生まれたプロジェクトです。 |
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「+ra!n」の読みがトレインだから、というどうしようもない理由もありますが、もっとどうしようもない理由と、実はそんなにどうしようもなくない理由があります。 同人で、特に絵師さんや作家さんたちは実は普段横の繋がりが凝り固まったものになりがちだったりします。ショタと言うジャンルでも色んな版権モノにわかれていたり、ケモショタやデブショタと言った細かいジャンルもあったりしますが、やはりどうしてもそう言った好きなジャンルが好きな人同士で集まって、せっかく同じショタと言うジャンルにいるのに、残念ながら同人内での繋がりって案外狭かったりします。そんな状況はもったいないから、この企画で色んなジャンルの方を繋げてわいわいやろうよ！日本全国をくまなく網羅する鉄道の如く、同人界でのネットワークを築きあげよう！というのが一つ目の理由です。 二つ目は、テーマの自由性です。今回鉄道というテーマにしたのは、表現の範囲においてある程度の自由度があり、かといって自由すぎて迷うほどのものでもない、ほど良い制約があるという点です。 そのほどよい自由なテーマの中で、作家さんが描きたい！と思ったものを自由に描いていただけるからこそ、読んでいただいた方もきっと書き手の描きたいという気持ちが伝わる楽しい作品になるのではないか、ということが二つ目の理由です。 逆にもっとどうしようもない理由は、単に個人的な趣味で鉄道が好きだから、という点につきます。流れがだいなしです。 |
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鉄道に関する本、ということはマニアックなのか、という点が気になる方もいらっしゃったりしたりするのかなというかいたらいいのにな、と思いますが、実は作家さんのほとんどは鉄道に関して特に興味をもたれているわけではありません。中には鉄道好きな方もいらっしゃいますが、大半は特に興味はないですね、と言う方ばかりです。 だから逆に、マニアックな鉄道データをもちあわせてなくても全然問題がない話ばかりです。鉄道を擬人化したようなものや、電車が舞台のちょっとえっちぃ話だったりと、男の子が好き！という共通の思いさえあれば、楽しんでいただけると確信しています。 |